「大学生なのに貯金が20万円しかない…これって本当に少ないの?」と不安に思う方は決して珍しくありません。
一方で、大学生の中には貯金ゼロの人もいるため、20万円を確保できているだけでも心強いという意見もあります。
それでも将来を考えると、もう少し多く貯めておきたい気持ちはあるでしょう。
そこで本記事では、大学生の平均貯金額や生活費の節約術、さらに投資のはじめ方などをわかりやすく解説しながら、20万円を無理なく増やすためのヒントを探っていきます。
なぜ学生時代から貯金を意識しておくことが重要なのか、そして限られた収入でも貯めるコツがある理由を知れば、不安はぐっと和らぐかもしれません。
将来の選択肢を広げつつ、充実した学生生活を過ごすためにも、お金の管理を見直してみましょう。きっと、新たな可能性に気づくはずです。
大学生で貯金20万円は少ない
大学生の貯金20万円という金額は、収入源が限られる状況ではやや心細く感じると思います。
しかし、平均貯蓄や将来設計を考慮しながら上手にやり繰りすれば、不安を大きくし過ぎる必要はないでしょう。
まずは大学生の貯蓄事情を具体的に確認していきます。
大学生の貯蓄平均額は324,508円
SMBCコンシューマーファイナンスの「10代の金銭感覚についての意識調査2024」によると、大学生等の預貯金額の平均は324,508円です。
アルバイト代や仕送りの残金、奨学金などを計画的に積み立てることで可能になる数字と思われます。
貯金20万円と比較すると、12万円ほど多い数字ですが、貯金20万円が極端に低いわけではありません。
また、実家暮らしか一人暮らしか、または在学中に留学や資格取得を目指すかどうかによって、同じ大学生でも貯蓄額には大きな差が出るようです。
中には生活費がかさんで、ほとんど貯金ができないケースもあります。

むしろ、大学生で貯金ができているのは立派だと思います。筆者の大学時代は、できていない人が大半でした。
一方で、効率的に収入を管理して毎月一定額を先に確保すれば、無理のない範囲で平均以上の金額を貯める人もいるでしょう。
重要なのは、いくら貯めているかだけでなく、そのお金をどのように活用するかです。
- 就職活動や資格取得の費用に使うのか
- 将来の緊急資金として置いておくのか
目的をはっきりさせると貯金へのモチベーションを高めやすくなるでしょう。
たとえば、留学を考えている学生は日常的な支出を抑えて海外渡航費に備えるなど、目標に合わせて計画的に貯める工夫が大切です。
大学生で貯金20万円でも将来一人暮らしは十分可能
貯金が20万円しかない状態でも、将来一人暮らしを始めることは決して不可能ではありません。
大学生の生活費は地域や住居形態で異なりますが、実家暮らしよりは高くなる傾向があるでしょう。
ただ、家賃や光熱費などの固定費を抑え、バイトのシフトを計画的に入れることで乗り切る人は実際に多く見受けられます。また、就職をすればアルバイト以上の収入が見込めるため、支出が収入の範囲に収まることは難しくないのです。
もちろん、初めての引越しには敷金や礼金といったまとまった費用が必要となるケースが多いでしょう。
そこで、引越し前から計画的に資金を用意したり、一時的に短期アルバイトで収入を増やしたりする工夫を行うと安心です。
必要以上に大きな部屋を選ばず、生活費のかかりにくい立地を探すのも有効な手段となります。
こうした積み重ねを意識していれば、20万円の貯金でも十分に新生活をスタートさせられるはずです。
貯金20万しかない大学生でもできる貯金法5選


大学生活で20万円の貯金を持っていても、将来への不安は尽きないものです。しかし、効率的な貯金方法を実践すれば、着実に貯金を増やすことができます。
ここでは、すぐに始められる具体的な貯金方法を紹介していきましょう。
- 先取り貯金を実践する
- 固定費を徹底的に見直す
- 自炊の習慣化と食材の賢い購入
- 長期休暇でリゾートバイトをやる
- クラウドソーシングで副業を行う
貯金20万円しかない大学生は、以下の記事も節約術も参考になります。


①先取り貯金を実践する
先取り貯金とは、収入を得たらすぐに一定額を貯金に回す方法です。
アルバイト代や仕送りが入ったら、生活費に使う前に2〜3割を別の貯金口座へ移すことがポイント。
例えば、月収が6万円の場合、1.2〜1.8万円を即座に貯金口座へ。
先取り貯金の最大の利点は、手元のお金を使い切ってしまう前に確実に貯金できること。
貯金用の口座は、できるだけ普段使わない銀行で開設すると良いでしょう。
また、自動積立定期預金などのサービスを利用すれば、より確実に貯金を継続できます。



年間でどのくらい貯金したいのか、を先に決めて逆算して貯めるとイメージしやすいですよ。
②固定費を徹底的に見直す
固定費の見直しは、確実に貯金額を増やせる効果的な方法です。
特に携帯電話料金は、格安SIMに切り替えることで月額1,000〜3,000円程度まで抑えることができます。



筆者も格安SIMに変更してから、年間で数万円以上貯金ができました。
また、サブスクリプションサービスの契約を見直し、本当に必要なものだけを残すことも大切になります。
たかが数千円かもしれませんが、お金を貯めるというのは、チリツモの連続です。
水道光熱費も工夫次第で大きく節約できます。使っていない電化製品のコンセントを抜いたり、こまめに電気を消したりするだけでも、年間で数千円の節約が可能。
③自炊の習慣化と食材の賢い購入
食費の節約には自炊が最も効果的です。
コンビニや外食に頼ると1食500〜600円かかりますが、自炊なら同じ量を200円程度で作ることができます。
特に、もやし、キャベツ、豆腐、卵などの食材は安価で栄養価も高いため、積極的に活用しましょう。
一方で、野菜類は高騰が続いており、特にキャベツは平年の2〜3倍です。



価格が非常に上がっているので、値下がりしたものを買うことが多くなりました。
また、買い物は週に3回程度の頻度に抑え、特売日を狙って食材をまとめ買いすることをお勧めします。
夕方からの値引き品を活用したり、食材を冷凍保存したりすることで、さらに食費を抑えられるでしょう。
週末に作り置きをすれば、忙しい平日でも手軽に自炊生活を続けられますね。
④長期休暇でリゾートバイトをやる
リゾートバイトは大学生の長期休暇と繁忙期が重なるため、効率的に貯金を増やせる絶好の機会。
夏休みや冬休みなどの長期休暇を利用して、1〜2ヶ月程度の期間で集中的に働くことができます。
寮費や光熱費が無料で、食事付きの場合も多いため、生活費を最小限に抑えられるのが特徴です。
さらに、避暑地や温泉地など、普段は行けないような場所で働けることも魅力の一つ。中には、スキー場のリフト券が無料でもらえたり、温泉に無料で入れたりする特典もあります。
また、全国から集まる同年代のスタッフとの交流を通じて、貴重な経験と人脈を得ることもできます。



バイト代の高いところなら、1ヶ月で10〜15万円ほど稼いでいる友人もいましたよ。
⑤クラウドソーシングで副業を行う
クラウドソーシングは、時間や場所に縛られずに働ける効率的な収入源です。アンケートやデータ入力から始めて、ライティングやデザイン制作など、自分のスキルに合わせた仕事を選べます。
特に、アンケートや口コミ投稿は、スマートフォンでも作業可能で、電車での移動時間などの隙間時間を活用できます。


初心者でも取り組みやすい仕事から始めて、徐々にスキルを磨いていけば、月3万円程度の収入も難しくありません。
また、実践的なスキルが身につくため、就職活動でのアピールポイントにもなります。
ただし、最初は案件獲得が難しく、手数料も発生するため、長期的な視点で取り組むことが重要です。



お仕事内容は非常に多いですが、時給換算すると割安なのも多いので、長期的な目線でやるのがおすすめです。
貯金20万の大学生がお金を増やすなら投資もおすすめ


大学生のうちに貯金20万円を用意できているなら、投資を選択肢に加えてみるのもおすすめです。
たとえば、毎月6万円のアルバイト代のうち月に1万円を資産運用に回したとします。


上記のシュミレーションはあくまで一例ですが、大学1年生からスタートすれば、卒業時には53万円(+5万円)になる可能性があります。
また、大学4年間では、大きく資産を増やすことが難しいです。
しかし、長期運用を行なっていくと複利効果によって、雪だるま式で増えることが期待できます。


例えば、月1万円の投資を卒業後も継続をし、30年間続けたとしましょう。その結果は、下記のとおりです。


30年間で投資をした金額360万円に対し、832万円(+472万円)の結果となりました。
ただし、投資にはリスクが存在するので、無理をせずに始めることが大切です。
投資信託や有名企業の株式など、比較的値動きが緩やかな商品から着手すると安心できます。
また、運用益だけを狙うのではなく、経済ニュースや企業情報への関心を高め、自分の視野を広げるきっかけにもつなげたいところです。
キャンパス内の投資サークルやオンライン学習を活用すれば、仲間と知識を共有しながらスキルを高めることが期待できるでしょう。
とはいえ、短期的に大きな利益を狙う気持ちが強すぎると、損失のリスクも増えるかもしれません。
まずは少額からスタートし、リスクとリターンを学びながら続けることで、長い目で安全に資産を育てることができるはずです。


大学生の投資成功例
投資で成功を収めた大学生の事例は数多く存在します。
近畿大学のとある経済学部生は、アルバイトで貯めた3〜5万円から投資を始め、慎重な運用で20万円まで資金を増やすことに成功。
また、別の事例では、大学1年生の時から投資を始めた学生が、仮想通貨で40万円を150万円にまで増やした実績もあります。
ただし、投資には必ずリスクが伴うことを覚えておきましょう。
ある東京理科大の学生は、知識ゼロの状態でFX投資を始め、貯金を2週間で失ってしまった経験もあります。
このような失敗を避けるためには、投資信託などのローリスクな商品から始めることが賢明です。
投資を成功させるためには、急いで大きな利益を求めるのではなく、しっかりと勉強して知識を身につけてください。
経済の基礎知識を学び、投資商品の特徴を理解してから、余裕資金の範囲内で慎重に始めることをおすすめします。
貯金20万しかない大学生からのよくある質問


大学生の貯金に関する不安や疑問は尽きないものです。
特に20万円という金額が十分なのか、そもそも貯金は必要なのかという声をよく耳にします。ここでは、そんな疑問に具体的な数字とともに答えていきましょう。
- 貯金20万円って実際ヤバい?
- そもそも大学生での貯金って意味あるの?
- 大学卒業時までにいくら貯金あるといい?
貯金20万円って実際ヤバい?
20万円という貯金額は、大学生としては決して少なくありません。
SMBCコンシューマーファイナンスの調査によると、大学生の約4割は貯金がゼロという現状があり、貯金ができている時点で上位層に入ります。
一人暮らしの大学生の平均月間貯金額は12,970円、自宅生で16,950円程度です。
むしろ、20万円という金額は、就職活動や資格取得、緊急時の支出に対応できる十分な額といえるでしょう。
ただし、この金額を維持しながら、さらに少しずつ増やしていく習慣をつけることが大切です。
将来の一人暮らしや社会人生活に向けて、安定した金銭管理の基礎を築くことができます。
そもそも大学生での貯金って意味あるの?
大学生の貯金には確かに賛否両論があります。
一方では「今しかできない経験にお金を使うべき」という意見があり、他方では「社会人になってからの準備金として必要」という考えがあります。
しかし、極端な貯金至上主義にならない程度に、適度な貯金習慣を持つことは重要です。
その理由として、
- 急な出費への備えになる
- 就職活動の費用が確保できる
- 将来の自己投資の資金として活用できる
などが挙げられます。
大切なのは、貯金と支出のバランスを取りながら、自分の将来設計に合わせた金銭管理を心がけることでしょう。
また、以下の記事では「大学生の貯金は意味ないのか」について徹底解説しています。


大学卒業時までにいくら貯金あるといい?
大学卒業時の理想的な貯金額は、約62万円から81万円とされています。これは、月々の平均貯金額12,970円から16,950円を4年間継続した場合の金額です。
ただし、これはあくまで平均値であり、個人の生活環境や収入状況によって大きく異なります。
実際には、社会人としての新生活を始めるために必要な費用を考慮すると、最低でも30万円程度は確保しておくことが望ましいでしょう。
特に、初任給が支給されるまでの生活費や、新生活の初期費用(敷金・礼金など)を考えると、できるだけ多くの貯金があった方が安心です。
仮に、現在貯金20万円でれば、残り10万円で「最適金額30万円」に到達します。1年で貯めるなら、月々約8,000円ほどと考えると、それほど難しくないのではないでしょうか。
まとめ
貯金20万円しかない大学生は、決してレアケースではありません。
むしろ、仕送りの有無やアルバイトの勤務時間など、生活環境によってどうしても貯金ペースには差が出るものです。それだけに、今持っているお金をどう使っていくかが大切でしょう。
先取り貯金や固定費の削減、自炊の習慣化などを実践すれば、在学中でも意外と大きな金額を貯められる可能性があります。
さらに、投資やリゾートバイト、クラウドソーシングといった選択肢を加えてみれば、資産形成のスピードが上がることもあります。
ただし、貯金に力を入れるあまり、学生ならではの学びや体験を見落としてしまうのはもったいないです。
自分に合った無理のない方法で貯金を続け、卒業時には「やっておいてよかった」と思える状態を目指してみませんか。そうすれば、社会人になるときの不安も軽くなるはずです。