お金を貯めたいと思っているのに「なぜかいつも貯まらない…」という方は多いと思います。僕も手取り15万円の頃は、何をどうすればいいのかよくわかりませんでした。
実は、無意識のうちにお金が貯まらない生活習慣や思考パターンに陥っていることが原因かもしれません。「お金が貯まるかどうか」は、単に「収入の良し悪しだけ」で決まるものではなかったりするんですよね。
そこで今回は、誰もが陥りがちな「お金が貯まらない10の理由」を詳しく解説します。これらの原因を一つずつ改善していくことで、着実に貯蓄を増やしていけるはず。
あなたのお金が貯まらない10の理由
あなたのお金が貯まらない10の理由を下記にまとめました。
- 起きる時間がバラバラ
- SNSを受動的に見ている
- 身の丈に合わない生活をしている
- 安定の選択を選びがちである
- NISAを疑ってやらない
- 不平を告げる人と過ごしている
- 自分で調べない
- 先延ばし思考である
- 時間が無限だと思っている
- 不規則な生活習慣である
また、お金が貯まらない人は「お金にルーズ」とも言えるので、以下の記事も参考になると思います。
1. 起きる時間がバラバラ
規則正しい生活リズムは、健康だけでなく、経済的な安定にもつながると思う。
たとえば、毎日異なる時間に起きると朝のルーティンが崩れ、計画的な生活が難しくなる。バラバラに起きることを「悪」とするわけではない。
けれど、やりたいことができなかったり、予定との隙間時間がなかったりと、何かとデメリットが大きい。時間は有限で不可逆的なものだから、お金よりもずっと価値がある。
規則正しい生活習慣を身につけて、時間を生み出すことができれば、経済的な余裕も作りやすいと思う。
2. SNSを受動的に見ている
SNSを無目的にスクロールしていると、他人の華やかな生活に影響されて、無駄遣いを誘発されることがある。また、時間を浪費し、生産的な活動に費やすべき時間を失うことにもつながる。
例えば、インスタを開いて、インフルエンサーのストーリーや動画を見ていたとする。すると、本来の目的を忘れて、ダラダラと時間を消耗してしまうことは珍しくない。ぼくもたまにやっちゃいます…。
SNSを見ることがNGではないけれど、「ダラダラとSNSを見ていた時間が本当に自分のためになっていたのか?」と聞かれると、必ずしもYESとは言い切れない。
SNSは情報収集や気分転換に役立つツールだけど、意識的に使用しないと無意識の支出が増える原因になる。ぼくは、今の自分にとってためになりそうな人だけをフォローして、見るようにしている。
3. 身の丈に合わない生活をしている
収入以上の生活を続けることは、当然だけれど、貯金の妨げになる。
ブランド品や高級車、高級レストランでの食事など、身の丈に合わない贅沢を追い求めることは一時的な満足を得るかもしれないけど、長期的な経済的安定を危うくする。もちろん、たまにはいいと思うけどね。
ぼくは、自分の許容度を超えた贅沢を「贅沢の脂肪」と呼んでいる。「贅沢の脂肪」は、自分の身動きを遅くするだけではなく悪習慣となり、やがて手放すのが難しくなる。
自分の収入に見合った生活を心がけることは、想像以上に、心と身体の身軽さをキープすることへとつながるのだ。
4. 安定の選択を選びがちである
安定志向なのは悪いことではないと思うが、過度に安定を求めると、チャンスを逃してしまうことがある。
例えば、現状の確立されたライフスタイルで、お金が貯まっていないとする。もし、お金を貯めたいとなったら、現状のライフスタイルを変える必要がある。なぜなら、現状のままを今日も明日も続けたところで、未来は変わらないからだ。
新しい選択をすることは、どんな人にとっても挑戦であるし、安定からの脱却を意味するので怖い。だけど、相応のリターンを得るためには、相応のリスクが必要で、新しい選択が伴うもの。
ぼくは、生活ルーティンを早寝早起きにする当初は、相当キツかったし毎朝眠かった。笑
でも、継続していくことで最初はキツかったと思えるものがラクになる。新しい挑戦やリスクと感じていたことは、次第に自分のライフスタイルに馴染んでいくんだよね。
5. NISAを疑ってやらない
NISA(少額投資非課税制度)は、個人投資家にとって非常に有益な制度。
株式や投資信託で得た利益は、通常約20%の税金がかかる。仮に、インデックスファンドで20年間運用して売却益が1000万あったとすると、約200万円の税金が取られてしまう。これはきつい。
しかし、NISAを活用すれば、約20%かかっていた税金が非課税。つまり、ゼロになる。最強すぎない?
なのに、「仕組みがわからない」といった理由で利用しない人が多いと聞く。疑問や不安を持つのは当然だけど、そのまま放置するのはもったいない。NISAを活用することで税制面での優遇を受けながら、効率的に資産を増やすことができるんだから。
まずは基本的な知識を学び、月1000円でもいいからやってみるといい。時間は有限だし、始めるなら早いうちが絶対に得。
6. 不平を告げる人と過ごしている
周囲の人々の影響は大きく、特に不平不満を抱える人々と一緒にいると、自分の考え方や行動もネガティブになりやすい。ストレスが溜まって、浪費への衝動が強まると思う。
医療法人社団 平成医会によると、ネガティブ感情の伝染は、神経細胞の一つの共感細胞と呼ばれる「ミラーニューロン」の働きが関与しているんだそう。「目の前の人があくびをしたら、自分もつられてあくびをしてしまった」といった経験ってない?あれも、共感が原因らしい。
ネガティブ感情ばかりを浴びていると、前向きな経済的決断ができず、貯蓄に対するモチベーションが下がることもあるから要注意。
ぼくは、ポジティブで向上心のある人々と時間を過ごすように心がけている。そうすることで、自分自身も前向きな考え方ができ、貯金への意欲も高まっていく。ストレスの少ない環境に属すことが大切だ。
7. 自分で調べない
金融に関する情報や投資の知識を他人任せにしていると、誤った選択をしてしまう可能性が高まる。
自分の人生と他人の人生は全くの別物なんだから、他人が「最高〜!!」と言っていても、自分にとっては「最悪…」かもしれない。だから、自分で調べ、理解し、自分の判断で行動することが大切。
とはいえ、ほとんどの人が、第三者の意見をきっかけに行動を起こしている可能性は高い。そのため、他人の意見が初耳でもいいので、それを踏まえて自身で調べるのをおすすめする。
今は、ネットで調べればなんでも出てくる時代なので。
8. 先延ばし思考である
「明日から始める」「次の給料日から貯金しよう」といった先延ばし思考は、貯蓄の大敵。ぼくも昔は、先伸ばしてしまう癖があったんだけど、大抵のことは今すぐやれば片付くし、案外ハードルが低いことに気がついた。
小さなことは、先延ばしをしても、人生になんら影響がないかもしれない。けれど、人生は今の連続であり、人生は一度しかないので先延ばしが効かない。
今すぐに行動を起こすことで、未来の自分に感謝される。だから、ぼくはお金が貯まったし、資産も2500万に到達することができたと自負している。
どんなに小さなことでもいいので、先延ばしをせずに、今やる癖を身につけてほしい。
9. 時間が無限だと思っている
「いつかやる」「まだ時間はある」と思いがちだけど、時間は有限。
友人が昔、ケガをして入院をしたときの話。
仕事もできなく、会いたい人にも会えなく、何もできない時間を体感したときに「やりたいことは今やらないと本当に無駄な人生を送ってしまう」と悟ったんだそう。
ぼくは、この話を聞いてから、時間というものをより大切にするようになった。
お金を貯めるためには、今この瞬間から行動を始めること。時間を無駄にせず、効率的に活用することで、将来的な経済的安定を築くことができると思う。
10. 不規則な生活習慣である
不規則な生活習慣は、健康だけでなく、経済的にも悪影響を及ぼす。
たとえば、健康を損なうことで医療費がかさむだけでなく、疲労やストレスが原因で無駄な買い物をしてしまうことは珍しくない。読んでいるあなたも同じような経験をしたことがあるのでは?
ちなみに、ぼくはあります…。
規則正しい生活を送ることは、対して特別なことではないかもしれない。だけど、健やかに生きられることこそが、もはや資産であり、長期的な繁栄を意味すると思う。
大袈裟かもしれないけれど、規則正しい生活習慣は、自分を守る術となるはずだ。
まとめ
お金を貯めようとするより、貯まらない原因を潰していくことが先決だと思う。穴の空いたバケツに水は永遠に貯まらないのと同じで、貯まらない原因が解消されなければ、お金も貯まらないからだ。
他にも、家計管理を見直して、固定費を削減したり娯楽費を抑えたり、まだまだやれることはありそう。ぼくも、本気でお金を貯めようと決意してから、格安SIMに変えたり飲みにいくのを控えたりしたものだ。
ただし、心が貧しくなるほどの無理な節約は、かえって辛くなるからやめよう。そのため、最低月に1回は、プチ贅沢をして楽しむ日も必要だと思う。メリハリが大事だよね。